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Transformation tokyo art meeting

2010/11/28(Sun) 20:24
アート

東京都現代美術館で開催中のトランスフォーメーションを見に行ってきました。
マシュー・バーニーのホリゾンブルーの部屋にうっすらとピンクの男性の配色がきれいな作品がポスターですね。

会期 2010年10月29日(金)-2011年1月30日(日)
会場 東京都現代美術館
HP http://www.mot-art-museum.jp/

久しぶりに現代アートらしい現代アートをみました。映像であったりミクストメディアだったり。
マシュー・バーニーとヤン・ファーブルを目当てに行ったんですけどやっぱ彼らの作品が一番好きかなぁ・・・
今回のテーマであるトランスフォーメーション、変身-変容は、人間というものがぶれ始め境界線があいまいになってきているこの時代の(ネットやグローバルテクノロジーによって)希望や夢やおそれをテーマにした展覧会。
15ヶ国のアーティストが参加してるんだっけな・・・国柄も結構出ている展示会でした。

以下感想です↓ エスカレーター登って一番初めに目につくのがピッチニーニの「新生児」卵生であるカモノハシと人間の赤ちゃんのキメラ。柔らかい色で幸せそうに眠る赤ん坊なんだけど、カモノハシっていうのがキーかな、と。他の鳥であれば羽が生えたり、とそのキメラは希望を表すだろうけど、カモノハシは羽がないからなぁ。進化とも退化ともつかない存在。それを受け入れるか、異物とみなすか、それは一体なぜなのか、と問われている気がした。

キメラといえば「キメラ」という作品がある。トゥンガによる映像作品。
男が顔の周りに猫を巻き、その上からクリームを塗ってひげそりで猫の毛をそっていく、というもの。
説明だけ読んだらファンキーなんだけど、映像は町をたむろする猫の姿や、剃る姿、瞳のアップなどシリアスに映し出されてて、少し気味が悪い。なんというか古いホラー映画を見ている感じ。男の首元で弛緩する猫とか、顔の毛を剃られてる猫とか、うーん・・・いいの?って思ってしまった。愛護団体とかに批難されそうだ・・・

国柄が出ている作品もちょいちょいある。インドのジャガナーント・パンダとパキスタンのシャジア・シカンダー。パンダはヒンドゥー教の神々が、シカンダーはアラビア文字や細密画の伝統がイメージとして使われている。
この辺の国の人の作品は大体国特有のイメージが使われてることが多い気がするなぁ。一目みてインドの人なんだな、とか。それほどに文化や考え方が国民に浸透しているんだろうし、今回のテーマである変容というのは特に強い関心を持っていると思う。国の伝統文化と、グローバルになって入ってくるようになった西洋文化。
西洋文化に順応していくだけでいいのか?私たちって?と問いかける姿は、日本人も見習った方がいい気もする。

マシュー・バーニーは、私の中ではビョークの夫というイメージが強く、Studio Voiceの特集とか持っているけどまだ実際に作品は見たことがなかった。今回は「クレマスター」とそれに関連する写真と彫刻作品が出品された。
映像作品は長く、途中から途中までしか見れなかったけど、エレベーター(?)の中で密談する3人の男や、西部劇に出てきそうな男と料理人と思しき男のやりとりや、靴に取り付けられた型抜きでジャガイモを抜いていく女性などかなり意味深。フリーメイソンへの入門者がさまざまな試練と変容を超え一人前の職人になる過程を描いているそうな。ちゃんと見たいんだけど、DVD化とかしていないのかしら。
写真の色使い、モチーフは雑誌とかで見ている頃から好きでした。グロテスクでありながらキレイ。懐古趣味的な要素やコミカルな表情とか、問いかけつつも楽しんでいる気がしてイイ。

ヤン・ファーブルの第1-18章はかなり好きな作品だった。ファーブル自身と動物の混合(鹿の角とか)それぞれワックスとブロンズで18種類の異なった顔で登場する。ワックスが生でブロンズが死を意味するらしいが、ブロンズの金メッキ具合は悲しい死、というよりは記念碑的なものを感じる。ワックスの方は表情がいい。一体(じゃないかもしれないけど)は瞳孔まで掘られていて生々しい。
種や生死を超えてすべてを受け入れるような、肯定的な感じがして好き。

映像作品は長い、上に上映時間とか決まって放映されてるわけでない作品もままある。
ということでちゃんと見れなかったんだけど気になっている作品がいくつかあった。
スプツニ子!の出品作は気になった。3作あって「生理マシーン、タカシの場合」は見れたんだけど後の2作は見きれなかった。「生・・・」は名前の通り、男性に疑似体験できるデバイスを開発し、ジェンダーの問題を問うというもの。他のカラスとコミュニケーションをとるツール、「寿司ボーグ、ゆかり」(これにいたってはタイトルからは理解できない)など、なんとなく会田誠をほうふつとさせる日本の現代アート。
なんか他の国以上に、日本のアートってきわどいというかほっそい糸みたいなのを想像させる。精神的にきちゃった☆というか、いいか悪いかっていうとアリなんだろうなぁとは思うんだけど、こういう現代アートって本当に生ものって感じがする。今だけ!今だからこそわかる!みたいな。

ガブリエラ・フリドリクスドッティの「パーセイションズ-四部作」は春夏秋冬を副題とした寓話的な映像作品もきちんと時間をかけてみたいかな。西洋の錬金術や原始宗教をほうふつとさせるイメージで、映像はややグロテスクなんだけど、大人のファンタジーみたいな感触があって好き。冬にはビョークがでている。彼女はちょい寓話的な要素が似合うよね。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も悲しいコミカルなミュージカルが似合ってた。

興味がそそられたのはこんなもんかな・・・
通常展で、行きたかったけど行けなかったレベッカ・ホルンの作品が一つ見れたので満足でした。
後、アンデパンダン展特集での浜田知明赤瀬川源平も予想してなかった出会いで嬉しかった。
現代アートは、やっぱ「今」みるべき作品だよなと思う。そのテーマっていうのはリアルに感じられるのは同じ「今」を生きているからだし。とはいえ映像作品が多いからとても疲れる・・・
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テーマ: 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル: 学問・文化・芸術

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