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考察という名の妄想とか

2011/01/28(Fri) 23:50
坂本君

なんとなくゾロを見て感じたことを、感想を書きながらどういうことなのかなーと考えてみました。
勧善懲悪、エンターテイメント!として見たこの舞台は予想していたものとはイイ意味で違っていたんですよ。
ある意味もやもやするところがあるというか。ストーリーとしてはすんなり入ってくるのに、イメージとズレがある。なんなんだ。
ということで追記から私なりの解釈です。みなさんはどう感じてるんでしょうか? ゾロの感想を書いていて思ったんですがこれってラブストーリーなんでしょうか。
確かにルイサとのラブシーンや歌もあるけれどそこに重点をおくとラストに向けて納得いかないところが増えていくしあの終わり方だと違和感を感じます。他に観劇した方の感想を読んでも同じように思っている方は多いみたいですし。
じゃあ本に欠陥があるのかというと違うと思うんですよ。UK版から幾度か修正が加えられているみたいだし、キャストの方の演技も説得力がある。
感想を書くとき足掛かりとしてゆうつべでオリジナル版の模様や曲を聞いたりしてるんですが、自分が舞台で見た印象と違うなと思うんですよ。とくにディエゴ。ルイサとのデュエットがオリジナル版だと愛してる!感が強い気がするんですが、私が見た時は切なかった。愛とかよりも、本当の自分でも受け入れてくれるだろうかという不安みたいなのを感じたんですよね。それにエピソード的にディエゴがルイサを好きになるきっかけがないような。

ラストもフィナーレやフェスタは明るいですがストーリーとしては悲しい痛々しい感じがしたんです。
で、思ったのが、日本版に関しては重点がディエゴ・ルイサ・ラモンの成長に置かれているのかな、と。
オープニングの幼い頃の彼らの寸劇。あの三人の関係が、ディエゴが故郷に帰ってくることで大きく変化します。少女だったルイサは恋をして女になります。結婚準備のシーンなんて象徴的ですよね。誰に恋をしたとか関係ないんだと思います。ペンダントを外すことを認めた段階で幼い思いは捨て去っている。
ディエゴはあの頃の関係を保ちたい、改善したいと思っているのだけどディエゴがディエゴである限り(総督の本当の息子であり魅力的な人柄がある)無理なんですよ。結局多くを失って役目を受け入れなければいけない。
多分、彼がスペインにいたのも跡継ぎとか比較とか決められたレールとかそういうのが嫌で逃げていたんじゃないかなと。自分の意思で決めて生きていきたいと思っていたんじゃないかと。だからジプシー達と共に生活をしていた。ラストのシーンは運命を受け入れざる得ないという諦念を感じました。
この二人が成長したのに対し、ラモンは幼い頃のまま。父親の愛を求めてからまわって死んでいく。2幕に入ってからラモンを憎めなくなっていったのですがそれは彼が幼いから。憐れみを感じてしまったんですよね。
ルールを守れば、父親に愛してもらえる、がどんどん狭くなって俺がルールになってしまった。でも冷酷な男なのかというとそうじゃないと思うんですよ。ディエゴとの関係にはちゃんと友情もあると思いました。気を許しているというか。不器用なだけなのかもしれない。
そしてイネスはこの三人それぞれに生きることを肯定しろ、と自分の声を聞けと働きかける役まわりなのかなと。ラストがあっさりしてしまったのも比重をあの三人に置いているが故にかな…と。
三人とも自分に精一杯なんですよね。それに一つ区切りがついたのがラストのシーン。ハッピーでもサッドでもないエンディングなんだと思います。
彼らの他に、自分の意思をもって人生を肯定して生きるイネスに、強いものに従わざるえないガルシアや村人と結構人物がどれも丁寧に描かれていて、この舞台って群像劇なのかもしれない。
それをフラメンコがつないでいく。時に楽しく、時に哀しく。

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